2011年11月18日
「見習い死神が猫になる日」
今も置き去りにされている動物を思い
下手ながら書いて見ました
放射能と言う悪魔に飲み込まれた日本
そして悪魔の声に動かされる人々
そして待ち続け寒い冬を迎える動物達
******
「見習い死神が猫になる日」
神は嘆いていました
自分が生み出した人間が命の大切さを忘れた事を
そして、試練を与える事にしました
最後に人間を信じたかったのです
そして「放射能」という小さな卵を地上に落としました
しかし人間は「利益」「便利」「欲」という毛布でくるみ
大きく大きく育ててしまったのです
大きくなった卵は2011年3月11日に
とうとうはじけてしまいました
中からは「放射能」が一斉に飛び出しました
その様子をたくさんの死神が眺めていました
そしてたくさんの命の砂時計を持っていました
小さな赤い命の砂時計、大きな青い砂時計
赤い砂時計はすぐに死んでしまう
青い砂時計はチャンスを待ちながら死んでしまう
死神は飛び立ち、人や動物に一つづつ置いて
命が尽きるのを待っていました
死神は自分で殺す事は出来ません
ただ待っているのです
一番大きな先輩の死神は思ったより
青い砂時計が多いのが不満でした
すると腰につけた巾着から
「悪魔の声」と叫び灰をを撒きました
灰をかぶった人々の耳に悪魔のささやきがこだましました
「放射能の行く先は黙っておけ、混乱するぞ」
「隠せるところは隠しておけ、大丈夫さ」
「余計な事言うと自分のせいになるぞ、相手の党のミスにすればいい」
「動物なんか死んだほうが後が楽だぞ」
「ペットなんか置いていけ、人間だけ助かればいい」
先輩死神はニャッと笑いました
青い砂時計は赤く小さな砂時計に次々と変っていきました
放射能が何処に飛んだかわかららない人間は
放射能の高い地域と知らず避難しました
ペットや家畜は家に閉じ込められたり、繋がれたりしたまま置き去りにされました
そんな中、一人の見習い死神が迷子になりました
飛び回っているうちに帰り道がわからなくなったのです
そして迷い込んだ避難所で泣き崩れる声を聞きました
「ミイごめんね、置いてきてしまってごめんね」
泣き腫れあがった目の少女は何も食べていない様子で
見習い死神は、なんだかせつなくなりました
そして気付いたのです
少女の砂時計はもう落ちきりそうな赤い砂時計でした
思わず見習い死神は
砂時計をひっくり返してしまいました
それでも砂時計は小さくすぐに終わりそうです
見習い死神は腰の巾着から「天使の声」と叫び灰を撒きました
「ミィは生きて待っているよ」
少女は駆け出しました
「ママ、ミィを探そう!迎えに行こう」
少女の赤い砂時計は青い砂時計に変わりました
しばらく、夜空を見上げていた見習い死神は
夜空に旅立ち、必死に「天使の声」の灰を撒きました
「生きるんだ、やり直せる」
「真実を伝えよう」
「動物は人を信じて待っている」
「助け合うんだ!」
灰をかぶった人は
真実を伝え始めました
助け合い出しました
家畜にエサをやりました
ペットを助けに行きました
でも、見習い死神の巾着はとても小さく
先輩死神のようにたくさん撒く事が出来ませんでした
見習い死神はそれから先輩死神に隠れて
砂時計をひっくり返してまわりました
しかし犬や猫、牛などの砂時計は
赤い砂時計ばかりで見習い死神は
日を追う毎にやつれていきました
その様子を不思議に思った先輩死神は
こっそり後をつけました
そして見てしまったのです
「お前はなんてことをしているんだ!」
「決してしてはならないことをしたんだぞ」
そう言って見習い死神に赤い砂時計をつけました
「お前は春を待たずに土にかわる罰を与える」
怯えていた見習い死神はようやく見上げて言いました
「お願いがあります、ボクを猫にしてください」
「なぜだ」
「ボクは出会った命と供に人を待とうと思います」
「なぜだ」
「人はみんなが悪いんじゃい、ボクは人の優しさに抱きしめられてみたい」
先輩死神は
「好きにするがいい」
そう言って見習い死神を猫にしました
見習い死神はただ待っていました
しかし人が来たら逃げるのです
見習い死神は思っていたのです
ボクが最後に助けてもられる猫になろう
あの少女が先にミィに会えるように
ただ待とう・・・
そして今も寒さと空腹に耐えながら
人を待ち続けているのです
*****
あとがき
たくさんの奇跡が起ったのは見習い死神のせいかもしれません
そしてまだ今もなお「命の砂時計」は、落ち続けて
沢山の命は消えていっています
それでも、多くの動物は見習い死神と同じで
ただ待っています
下手ながら書いて見ました
放射能と言う悪魔に飲み込まれた日本
そして悪魔の声に動かされる人々
そして待ち続け寒い冬を迎える動物達
******
「見習い死神が猫になる日」
神は嘆いていました
自分が生み出した人間が命の大切さを忘れた事を
そして、試練を与える事にしました
最後に人間を信じたかったのです
そして「放射能」という小さな卵を地上に落としました
しかし人間は「利益」「便利」「欲」という毛布でくるみ
大きく大きく育ててしまったのです
大きくなった卵は2011年3月11日に
とうとうはじけてしまいました
中からは「放射能」が一斉に飛び出しました
その様子をたくさんの死神が眺めていました
そしてたくさんの命の砂時計を持っていました
小さな赤い命の砂時計、大きな青い砂時計
赤い砂時計はすぐに死んでしまう
青い砂時計はチャンスを待ちながら死んでしまう
死神は飛び立ち、人や動物に一つづつ置いて
命が尽きるのを待っていました
死神は自分で殺す事は出来ません
ただ待っているのです
一番大きな先輩の死神は思ったより
青い砂時計が多いのが不満でした
すると腰につけた巾着から
「悪魔の声」と叫び灰をを撒きました
灰をかぶった人々の耳に悪魔のささやきがこだましました
「放射能の行く先は黙っておけ、混乱するぞ」
「隠せるところは隠しておけ、大丈夫さ」
「余計な事言うと自分のせいになるぞ、相手の党のミスにすればいい」
「動物なんか死んだほうが後が楽だぞ」
「ペットなんか置いていけ、人間だけ助かればいい」
先輩死神はニャッと笑いました
青い砂時計は赤く小さな砂時計に次々と変っていきました
放射能が何処に飛んだかわかららない人間は
放射能の高い地域と知らず避難しました
ペットや家畜は家に閉じ込められたり、繋がれたりしたまま置き去りにされました
そんな中、一人の見習い死神が迷子になりました
飛び回っているうちに帰り道がわからなくなったのです
そして迷い込んだ避難所で泣き崩れる声を聞きました
「ミイごめんね、置いてきてしまってごめんね」
泣き腫れあがった目の少女は何も食べていない様子で
見習い死神は、なんだかせつなくなりました
そして気付いたのです
少女の砂時計はもう落ちきりそうな赤い砂時計でした
思わず見習い死神は
砂時計をひっくり返してしまいました
それでも砂時計は小さくすぐに終わりそうです
見習い死神は腰の巾着から「天使の声」と叫び灰を撒きました
「ミィは生きて待っているよ」
少女は駆け出しました
「ママ、ミィを探そう!迎えに行こう」
少女の赤い砂時計は青い砂時計に変わりました
しばらく、夜空を見上げていた見習い死神は
夜空に旅立ち、必死に「天使の声」の灰を撒きました
「生きるんだ、やり直せる」
「真実を伝えよう」
「動物は人を信じて待っている」
「助け合うんだ!」
灰をかぶった人は
真実を伝え始めました
助け合い出しました
家畜にエサをやりました
ペットを助けに行きました
でも、見習い死神の巾着はとても小さく
先輩死神のようにたくさん撒く事が出来ませんでした
見習い死神はそれから先輩死神に隠れて
砂時計をひっくり返してまわりました
しかし犬や猫、牛などの砂時計は
赤い砂時計ばかりで見習い死神は
日を追う毎にやつれていきました
その様子を不思議に思った先輩死神は
こっそり後をつけました
そして見てしまったのです
「お前はなんてことをしているんだ!」
「決してしてはならないことをしたんだぞ」
そう言って見習い死神に赤い砂時計をつけました
「お前は春を待たずに土にかわる罰を与える」
怯えていた見習い死神はようやく見上げて言いました
「お願いがあります、ボクを猫にしてください」
「なぜだ」
「ボクは出会った命と供に人を待とうと思います」
「なぜだ」
「人はみんなが悪いんじゃい、ボクは人の優しさに抱きしめられてみたい」
先輩死神は
「好きにするがいい」
そう言って見習い死神を猫にしました
見習い死神はただ待っていました
しかし人が来たら逃げるのです
見習い死神は思っていたのです
ボクが最後に助けてもられる猫になろう
あの少女が先にミィに会えるように
ただ待とう・・・
そして今も寒さと空腹に耐えながら
人を待ち続けているのです
*****
あとがき
たくさんの奇跡が起ったのは見習い死神のせいかもしれません
そしてまだ今もなお「命の砂時計」は、落ち続けて
沢山の命は消えていっています
それでも、多くの動物は見習い死神と同じで
ただ待っています
Posted by あさ at 17:00│Comments(2)
│その他
この記事へのコメント
考えさせられますね
この震災を分かりやすく物語になってます
沢山の人に読んでもらいたいですね(^_^)
待っている動物達が少しでも愛の手に救われますように
この震災を分かりやすく物語になってます
沢山の人に読んでもらいたいですね(^_^)
待っている動物達が少しでも愛の手に救われますように
Posted by シカ at 2011年11月19日 19:21
>シカ
読んでくれて有難うごさいます
突然、死神が見えたので思いのままパソコンをたたきました
誤字、脱字も多いので( ̄ー ̄)
気がついたら直しています
基本的に私の話は著作権もありません
皆さんで添削可で親子で絵本を作ってほしい
日本を飲み込んだ地震被害、人災被害
天使の声で新しい未来を作ってほしい
人は見習い死神なのです
死神でもやり直せる
猫になった見習い死神のように心を取り戻したら
シカさんは天使の灰をかぶった人だと思います
福島の子供、ふるさとの為にこれからも頑張って下さい
読んでくれて有難うごさいます
突然、死神が見えたので思いのままパソコンをたたきました
誤字、脱字も多いので( ̄ー ̄)
気がついたら直しています
基本的に私の話は著作権もありません
皆さんで添削可で親子で絵本を作ってほしい
日本を飲み込んだ地震被害、人災被害
天使の声で新しい未来を作ってほしい
人は見習い死神なのです
死神でもやり直せる
猫になった見習い死神のように心を取り戻したら
シカさんは天使の灰をかぶった人だと思います
福島の子供、ふるさとの為にこれからも頑張って下さい
Posted by あさ at 2011年11月19日 20:54